朝から島閉鎖?
6時少し前に到着。読みかけの雑誌を小脇に抱えて意気揚々と店の前に・・・なんとそこには既に開店待ちの人影が、一人、二人(汗)。 この日は『南国』の他にメインの『冬ソナ2』が導入とあって予測不可能ではなかったが、誰がどう見たって『冬ソナ2』を打つようなガラではないそのお二人。この辺りでは見かけたことがない開店系プロ!? もちろん二人は仲間のようだ。声を掛けようかとも思ったが、あまり意味の無いことのように感じたのでそのまま店を後にした。とりあえず、一旦家に戻って今日の予定を立て直すか。
予定といっても普段通りの稼働か、何処かの新装に行ってみるかしか選択肢はないのだが。家に戻りいつものように子供と遊んでいると、突然携帯電話の着信音が鳴った。事あるごとにお世話になっている人からお呼びが掛かった。
良かったら、並びに来ないかとのお誘いである。もちろん二つ返事で慌てて家を後にした。時間にして20分程の距離だ。なんとかギリギリで滑り込んだ。台数は3台。先客は知り合い二人と、間に一人おばちゃんをおいて4番目だ。一時間ほど談笑して、いよいよ開店の時間となった。
無事お目当ての台に辿り着くと、何とそこには『調整中』の貼り紙が。おいおい聞いてないぞ、そんな話。暫し3人で呆然としながらも、貼り紙をぺロリとめくって釘の確認作業。照れ隠しといえばそうともいうが。何ともやりきれない思いでいっぱいだ。もちろんこんなことも想定内ではあるが、それにしても初日だぞ!
その後の情報で、最初に行った店も朝から島閉鎖だったとか。明らかにおかしい。確かに釘調整ミスでもしようものならとんでもない出玉になることは事実だが、メーカー側もそれを承知で販売したわけだし、店側もそれを納得して導入したにもかかわらずこの騒ぎはいったいぜんたいどういうことなのか???
台自体に欠陥が見つかったというならいざ知らず、釘しだいでどうにでもなる筈なのだが。昨今のインターネットの普及で噂が噂を呼び、ほんの些細なことでも一瞬に全世界に広がってしまうこのご時勢。今回の一件もそんな社会の弊害なのかもしれない。いずれにしても、この業界の弱腰を垣間見た出来事であった。
この際だから言わせてもらおう。我々のような人種は年に数回あるかないかの、ちょっとしたお祭り騒ぎが活躍の場であるといっても過言ではない。
いつ訪れるか分からないその日の為に、普段は息を殺してボーダーラインに毛が生えた程度の台を甘んじて打っているのだ。その数少ないチャンスの芽をいとも簡単に摘み取られてはもう、やりがいもへったくれもない。
パチンコなんてものは、時にはある程度玉を出して“見せる”という視的効果で客が客を呼び、その店の活性化に繋がって行くと思うのだが。出玉云々ということも含めて、結局のところ釘調整その他のことが面倒なだけなのであろう。
ようするに“やる気”がないってことか。設置しておきながら、初日から島閉鎖だなんて聞いたことがない。そんなに玉を出されるが嫌なら、打ち止め制にするとかいくらでも策はあるような気がするのだが。それでも駄目ならお得意の出禁にでもすりゃぁ良いんでしょうが。なにもそんなに怖がることはないと思うんだけどなぁ。ま、これは打ち手側の立場から勝手に言わせて貰ったのだが、とにかく残念でならない一件であった。
本当に全国的に稼働していない状況なのか定かではないが、近年この手の台は毛嫌いされている傾向があるので、今回は残念ながら打たずして終止符を打つ。結局この一週間はなんだったのだろう。少しばかり熱に浮かされてしまったかな・・・そしてまたいつもの静かな日常に戻った。
一転してお祭り!?
ところが今回はこれで終りではなかったのだ。一旦は調整中としてあった店が稼働を始めたというのだ。いつかは稼働するかもしれないと、足繁く通っていた知り合いからの連絡であった。あいにく遠くに居た為に慌てて向かうも昼過ぎからの実戦となってしまった。しかしこの状況を考えると、台にありつけただけでも幸運なのだろう。連絡をくれた彼にただただ感謝するばかりだ。
さて肝心の釘のほうはというと、高交換率の為、見るからに苦戦しそうな形。当然ながら、入賞口辺りの釘はどれもマイナス調整だ。果たしてこんな釘で飛び込んでくれるのだろうか・・・。もしかしたら今日が最初で最後となるかもしれないので、一発ぐらいはクルーンに玉を放り込んでみたいものだ。
いやぁ久しぶりだな、この感覚。デジパチにはない、羽根物の玉の動きにも似てはいるが、ちょっと違うんだなぁ。一発一発がとにかく熱い。入賞口に玉がかすめる度にドキドキ。最初は何処を狙った良いのやら少し戸惑ってしまい、ぶっこみ弱目を狙ったり、強めに玉を流してみたりといろいろと試してみた。一番入賞口に玉が集まる所にハンドルを微調整する。この台に関しては純粋にぶっこみが一番具合良さそうだ。
一発目は少々お金を使ってしまったが、役物に入賞したその瞬間“キュイーン”というけたたましい音と共に玉が回転体へと転がり落ちた。最初は何事かと思うくらい凄まじい音だ。これはこれで演出の一つなのであろう。ちょっと煩いけれどまあいいよ、今日のところは。
んー、通常時の液晶演出もいらないかな・・・だって玉入れるのに必死でそんなのまるで見てないもんね(笑)。しかし、面白いのなんのって、何で一度も稼働させないまま島閉鎖にしちゃうかね。確かに『冬ソナ2』も『花の慶次』も面白いけどさぁ、これはもう別格だよ。あー勿体ない。朝から打てなかったことを悔やみながら、食事も店内のおにぎりで済ませ、トイレも極力控えての実戦であった。
打ち始めは「ちょっと厳しいかな」とも思ったが、予想以上に役物に玉が抜けたのでギリギリの時間まで打つことができた。クルーンと復活入賞ルートの回転体にはそれなりの個体差があるようだ。
癖の良いクルーンは9割以上が手前に落ちるし、回転体も“ど外れ”の玉が一周待って入賞する場合もあり、アナログ台ならではといったところだ。それと、クルーンに入賞して大当たりとなって右打ちするまでの時間がかなり長めなので、その間も役物にできるかぎり玉をぶち込むことを心がけたい。Vゾーン重複入賞は保留機能がある為、パンクとはならないので絶対お勧め(夜になって気付いた・・笑)。
その他にも攻略要素満載だが、打てないことには絵に描いた餅である。今回の店は抽選ランプ三分の一で持ち玉遊技、その他は一回交換となっていたため、玉の交換に時間を費やされるのが心配だったが、幸いにも遊技したままで店員さんに全てお任せすることが可能だったので集中して遊技することができた。
<タッキーのひとり言>
今回はいろいろと情報をくれた知り合いに感謝しながらこのコラムを書かせてもらった。まずまずの収支であったが体感的には少々きつかった今回の実戦。しかも一発一発を目で追いながら常にハンドルを微調整しながらの稼働のため、近年にはない疲労感。久しぶりにくたくたになった一日であった。結局のところ釘調整でなんとでもできる台だと認識した。しかしまぁ、こんなに素晴らしい台を闇に葬ってしまうなんて何を考えているのやら・・・。