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スペシャルレポート

さよなら、4号機  ワサビ編

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我が時代の大半を占める4号機

さて、こんな書き出しからスペレポを始めると、「ワサビはよっぽど4号機時代が嫌いだったんだな……」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、何のことはない。実はワタクシそんな4号機時代からパチスロを始めた、大先輩から言わせればいわば「ペーペー」のスロッターであるゆえ、自分の歴史はほとんど全て4号機のみで構築されています。なので打ち始めた当初はパチスロに4号機やら3号機やら、時代に番号(?)が付けられていることすら知らなかったですし、リプレイが搭載されていない台が過去に存在していたなんて、想像すらしていませんでした。ただ、打ち始めるようになってからはホールに存在する全ての台のことが知りたくなり、その結果、これからいくらでも打てるであろう新台よりも過去の台にばかり興味を惹かれていった……というのが、多くの4号機を知るきっかけになっただけでして。その程度ですからいつも行動を共にさせてもらっているとも。さんや佐々木さん、カメラマンのA氏といった古くからのスロッターさん達と飲みに行ったりすると、何の話やらチンプンカンプンなことだらけです(笑)。

と少し話は脱線しましたが、かくいう自分も今現在パチスロを嗜んでいる多くの方と同じように「4号機生まれ」の人間であるがゆえ、ちょっと前までは「4号機こそがパチスロの全て」だったわけで、4号機が好きも嫌いもへったくれもありません。嫌いだったら今現在この仕事を続けている理由が見あたりませんから……ね(笑)。
ただしそんな中でもやはり獣王以降の「AT機・ストック機時代」には柔軟には対応できなかったようにも感じます。その理由はやはり最初に書いた「射倖性」の部分。ノーマルAタイプの「出目演出」に魅せられてパチスロに虜になったワサ美青年(←変換したらこうなったのでこのままで・笑)にとってみれば、出玉なんて二の次だったわけです。


ゲーム性か射倖性か

大花火
アステカ

自分がパチスロを始めたのは丁度山佐がテトラものを初めて出した頃ですから、4号機の中期……といったところ。その頃にはウルトラマン倶楽部などハイスペックな機械が存在していたし、さらにはBモノの設置も多かったため「1日で20万勝てる」なんていう話も耳に入りつつのパチスロデビューだったわけですが、最初の入りどころがその頃大量に設置されていたリズムボーイズなどの告知型Bモノじゃなかったところが幸い(?)したのでしょうか。ピンクパンサー3とビーマックスで「目押しができないとコインなんて出てこない」という感覚を植え付けられていたため、とにかくこの頃はクランキーコンテストという苦境に身を置いて目押しの練習に明け暮れる日々。気が付いたらアステカやオオハナビといったハイスペックマシンが登場していましたが、そんな自分にはこれらの機種に出目やゲーム性に魅せられることはあっても出玉に魅せられることはない体になっていました。実際この頃ハマっていた機種は先に挙げたコンテスト、それにイプシロンとSSD、あとダイナマイト。どれも設定6でも出ない出ない(笑)。

まあそんな自分の話はさておき、その頃流行っていたオオハナビやアステカ……ここら辺からプレイヤーにとってパチスロに「射倖性」というものが求められ始めたように感じます。それまでに登場していた「万枚CT機」では、そこそこ高度な目押し力が必要でしたが、これらの2機種ではやれ3連ドンちゃん、デカチリなど、視認性の良い絵柄を押させることで大量獲得を狙えたため、ボーナス絵柄を狙えるような目押し力で簡単にコインを出すことができる……と。そりゃハマりますよ、普通の人間なら。BIG3連もすりゃ、簡単に3万勝ちですもん。自分だって設定にトコトンこだわるようになってからは、夜勤病棟など分母の大きい台で確率以上にBIGを引きまくっていると、「あぁこれがオオハナならなぁ……」なんて感じる時もありますし(笑)。
オオハナビの設置台数があのニューパルサーを超えた……そこから見てもわかるとおり、やはりユーザーにとって「出る・出ない」は重要だったようで、そしてそんな多くのプレイヤーの要望に応えるべく、時代はここから大きな変遷を遂げます。そう、AT機の登場で……。


新4号機時代「AT・ストック時代」へ

獣王

4号機時代を大きく二つに分けるとしたら、「獣王登場」、まさにここしかないでしょう。内規こそ変わっていないとはいえ、このあたりから登場するパチスロのゲーム性はガラっと変化。指定された色を狙うだけで、もしくはナビされた押し順でリールを止めるだけで誰でも大量獲得が可能なAT機、そして連モードへさえ移行させてしまえば際限なくボーナスが連続する可能性があるストック機……これまでのパチスロの概念を根底から覆すような発想に、世間は驚愕、そして歓喜の声に沸き返ったわけです。

この頃の機種はオオハナビやアステカ以上に目押し力が不要になった上に、さらに設定なんてお構いなしの機種だらけでしたからね。しかしこれらの機種はパチスロという遊技機に対する敷居を低くしてくれたのも事実ですが、それゆえ大量の負債を抱えて生活が破綻してしまう人間や、その逆にスロプロといったギャンブルで生計を立ててしまうような人間がを多く生み出してしまったのも事実……これではパチスロが文化になるどころか、遊技機とも呼べないようなモノばかりで、御上が怒り出すのも当然っちゃ当然です。なぜならそんな方々はきっと「大の大人が朝からパチンコ屋に並ぶなんて……」とか、「スロプロなんて生産性のないことを……」とか常識的な考えの「普通の人」だらけでしょうし、パチスロの認可を下す時も騙す……といったら語弊があるでしょうけど「揚げ足を取られた」のは間違いがないわけで、普通の人なら怒るはずですよ。腹も立ちます。
そりゃ自分だってパチスロはコインが出るに越したことはない、と思います。事実ここまで出玉に興味が沸かなかった自分でさえも、デルソルや金太郎のようにほぼ射倖性のみで打っていた機種も存在しますし……ね(笑)。ただ、やはりヤリスギ感は常に感じていましたし、そのおかげで毎回同じようなゲーム性の台ばかりが出てくることで、パチスロというものに辟易した事も多かった時代でもありました。


歴史は終わらない

とまぁかなり辛口に4号機時代を振り返ってみたわけですが、これも「4号機時代しか知らないから、かつ4号機の始めの頃の台も知り得ていたから」こそ、そして自分で言うのもアレですがパチスロというものにキチンと「出玉以外のゲーム性」も求めていたからこそ出た意見として、そういう考え方もあるのか……と甘受していただければ幸いです。

そして御上からのカンフル剤を受けたパチスロ界は5号機時代へと移り変わり、現在では実に多彩な機種が世に登場しています。4号機後期では考えられなかったような「アッ!」と驚かされるような斬新なゲーム性の台を輩出してくるメーカーさんも多く、毎回新台を目にするのが楽しみなこの感覚は、まさに4号機初期のパチスロ覚え立ての頃に戻ったようです。この原稿を書き終えたらソッコーで出掛ける用意してまた今から取材なんですけど、新台に触れられるとあらば眠気なんてすっ飛びますわ(笑)。机の後ろに鎮座する我が4号機史上の名機5台たちに朝の挨拶を交わし、今日もパチスロ史の1ページを目に焼き付けに行ってきます。やべっ!遅刻寸前だ……!!

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