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パチンコ・パチスロAWARD2015 > パチンコ部門メーカー特別賞受賞インタビュー『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン(サミー)』

パチンコ部門メーカー特別賞 ぱちんこCR聖戦士ダンバイン

サミー『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン』:パチンコAWARD 2015 メーカー特別賞受賞インタビュー

パチンコAWARDインタビュー風景 扉絵
777@nifty チャーリー・ロドリゲス・湯谷(左)と、代表してトロフィーを受け取る サミー株式会社 営業本部 営業企画部 遊技機広報グループ 桜井 則義 マネージャー(右)

パチンコAWARD2015メーカー特別賞を受賞したサミーの『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン』。2015年のパチンコ業界はまさに「激動の年」となった1年であり、高射幸性機種・釘問題等、将来も語り継がれる程、大きな出来事が続きました。そのような中、ファンのみならず、通常は競争相手である作り手の「メーカー関係者」が選出するこの特別賞は、MVP機種にも勝る"記録よりも記憶に残る機種"になった証明と言えるのではないでしょうか。

そんな敬意を込め、同機を開発した方々に色々とインタビューしてきました。

それではご覧ください。

選考委員会:
スペック(出玉性能)の中で、開発時に最もこだわったポイントはどこでしたでしょうか?(大当たり確率?確変90%?連チャン率?等)
サミー株式会社 開発担当(以下、サミー):
継続率には特にこだわりました。高継続を維持しながら、考えが追い付かないほどの大当たり間速度、純粋に当りが連鎖する爽快感をどのように実現するかを念頭において、開発をすすめました。
選考委員会:
ゼロアタッカー採用ということで、大当たり終了後に通常に戻っても玉がチョロチョロ出てくる→その間に次の当たりがくる(途切れない)という部分は、どこまで企図して作られたものでしょうか。
サミー:
遊技球の払い出しが終わる前に、次の当たりがくるかもしれない!?という部分は初めから想定して演出を設計しました。大当り終了後、最初の4変動で、当たりを引いた場合は演出を行わずに役物が即完成するようにしました。
パチンコAWARDインタビュー風景 伊藤氏 パチンコAWARDインタビュー風景 小柳氏
選考委員会:
ST中の告知のタイミングが絶妙でした。それは計算されたものなのでしょうか。
サミー:
ST中の演出に関しては、開発当初からほぼ変更なく完成しました。演出を行わない勇気が必要でしたが、試射を行い『これはいける』と確信しました。
選考委員会:
また、市場の反応は想定通りだったか?それとも意外性があったのか?手応えを教えてください。
サミー:
「『CR聖戦士ダンバイン』ならではの面白さ」については自信をもって開発していました。ゴールデンウィークあたりからチラホラと「ダンバインいいね」という声を頂くようになり、安堵したことを覚えています。特にインターネットの書き込みには勇気づけられました。
選考委員会:
開発にあたり、特に苦労された点はどんなところでしょうか。
サミー:
爽快感の実現にはとても苦労しました。
選考委員会:
『ダンバイン』の次回作は予定されていますでしょうか?
サミー:
『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン』が少しでもユーザー様の記憶に残る機種になれたことはとても喜ばしいですが、もし次回作が出るとすれば今作以上の期待を持って遊技されることになると考えていますので、形は違えどもまた新しい爽快感を提供できるようであればチャレンジしてみたいと思っています。

インタビューを終えて……
インタビューの中で、最も印象的な部分は「爽快感」という言葉でした。正直、他機種にも爽快感を感じさせる機種はありましたが、その常識を覆すインパクトを意識して作った、という部分が人気となった要素の一つだと思います。

また「大当たりの玉がすべて払い出しされる前に、次の大当たりがやってくる」という部分は、実は予め想定して開発されていた、という部分は驚きでした。インタビューでもあるように、ある意味、その間の「演出や役物の動き」を犠牲にしても、サプライズにこだわった、という部分に、開発の方々の「熱い想い」を感じられましたね。

次に、競合する他メーカーの方々のコメントも幾つか紹介したいと思います。

他メーカーの方々のコメント

■演出の振り分けメリハリが最高。強い予告じゃなくても当るバランスがいい。ここ10年で一番楽しい高確。あと、ダンバイン最高。おちろよおおおおお!(企画)

■ST中のサクサク感がたまりません。(営業)

■右打ち中のスピード感のよさに尽きます。また、古臭さを感じることが多い世界観やセリフが多いのでスグに飽きるかと思いましたが、逆にパチンコっぽさがいい具合に出ていたと感じました。(開発)

■通常時の下手に煽らない演出バランス、熱い演出は素直に熱いので、それらが絡むだけで大当たりに期待できる点が良い。でも何と言ってもST中の面白さがずば抜けています!この爽快感が病みつきになった方も多いのでは?ST中に青保留で当たる数少ない機種です。(広告)

■当たり中のイケイケ感は凄い!(不明)

■高継続率に夢がある!(開発)

■他の台にはない、爽快感が素晴らしいと感じました。(企画・開発)

■圧倒的な出玉スピードと継続率が魅力です。右に特化した台が遊技者にも受け入れられており、今年一楽しめた台と感じます。(サウンド)

■子供の時に大好きだった版権&RUSH演出が最高。(営業企画)

■スペックが逸脱!(営業)

日常、凌ぎを削ってパチンコ機を開発している方々も、同機へのリスペクトのコメントは数多く、特に右打ち時の「爽快感」という部分は、開発者の期待通りの結果が出たことを証明していると感じました。

その他の意見として、メーカーコメントということもあり、スペック・設計等も高く評価しているコメントも多かったように思います。大当たり中の爽快感を最大限表現する為のスペックとも言えますし、他機種と比較しても開発コンセプトがしっかりしている、その完成度の高さを感じさせる機種とも言えるのではないでしょうか。

次回作はまだ未定、という話でしたが、さらに進化した「爽快感を感じさせてくれるパチンコ機」の登場を期待したいものです。

編集後記

最後に、パチンコ機は面白いもので、通常の製品とは異なり「遊技機規則」という「制約条件」の範囲内で機械を作らなくてはいけません。

ですが…毎年これだけバリエーションが豊富で、これだけ個性あるパチンコ機が年々登場している点は凄いと感じるところですし、日々、メーカー同士でも切磋琢磨している光景が目に浮かびます。

その中で、2015年パチンコメーカー特別賞を受賞した『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン』は、MVPとは違う「頂点」ではあるけれど、パチンコの常識を覆し、圧倒的に他機種との差別化に成功した機種ではないでしょうか。恐らく、近年稀に見る形で異彩を放った機種であると確信しています。それほどまでにインパクトは絶大なものがあったと思います。

ファン減少・市場衰退が叫ばれており、逆風渦巻くパチンコ業界ですが、ぜひ、メーカー開発の方々の「熱い想い」で、ユーザーをさらに驚かせる機械を今年も開発して欲しいと願うところです。