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業界人日記
チャーリー・ロドリゲス・湯谷のブルーにブルース
※随時更新

今、出来る事を
2011/03/22

こんなに難しいコラムは初めてだ。

大震災の後に、しかも被災者の方々が大変苦しんでいる中で、一体パチンコ業界の「今の何を?」伝えるべきものかとずっと考えている。

ただ「不謹慎」という批判も覚悟の上で、見たもの・聞いたもの・感じたものを伝えていこうと思う。もちろん被災された方々や命を賭けて頑張っている警察・消防・自衛隊・ボランティアの方々のことは常に忘れてはいけないと思っている。

事実を整理しておきたい。大地震が起きてからのパチンコ業界の動きは非常に劇的であった。全国の約50%弱のホールが東北及び関東圏に集中しているという現実からもその影響度が計りしれる。特に「計画停電」が実施されてからというもの、混迷に混迷を続けている。

この「計画停電」により、対象地域の店舗は通常の営業時間の50%程度と予想され、ケースによっては最悪「それ以下」になる可能性がある。4月末までとも予想されているが、夏場の電気供給量を考えると今後再び計画停電の可能性もあり、経営者は苦渋の決断を…しかも早急に行わねばならない事態となっている。

その「苦渋」とは、当然社会的な「パチンコ店への批判」である。道徳的・倫理的にも、被災者への苦労・苦悩の他、計画停電が実施されている現在において言語道断と憤る声は大きい。一方、前述する通り、従来の営業とはいかず、いかにコストダウンを頑張ったとはいえ、経営はおぼつかなくなるのは間違いないだろう。これは何もパチンコ業界に関係なく、電気というエネルギーが従来通り使えなくなり、経済は一気に冷え込み、首都圏の中小企業を中心に多くの企業が存続できなくなることが予想される。もちろん、それによって雇用も現状のようには維持できなくなるだろう。

そういった理由から、お店をしばらく「休店」するホールと既に「開店」するホールが出てきている。特に東北及び計画停電地域の関東圏のお店では営業時間等の見直しによるスタッフのシフト変更なども着々と進んでいる。また各都道府県ごとに詳細は異なるが、広告やイベントなどの自粛、機械入替自粛、さらにはネオンサインの消灯、節電、義援金などの寄付等、お店で協力できることを進めているというのが実態だ。

メーカーはテレビCMの自粛を早々に決定した模様で、併せて入替自粛に合わせて納品日を延期するメーカーも出てきている。義援金活動等も積極的に取り組んでいるのも伝えておきたい。

こういった出来事を目の当たりにして、改めて「娯楽」って何だろう?と考える。パチンコや、野球をはじめとするエンターテインメントの次々の自粛…意見は分かれると思う。特に「必要だけど、それは今じゃない!」という意見が個人的には近い。

でも、どれだけ多くの人が日々の報道を受けて「将来不安を感じている」だろうか? そして「何かしたいけど、何もできない」と感じている人が実に多いことか。個人的には経済経済と言うが、心理的な不安やストレスも大きくなっているのが最も心配である。娯楽というのは、今じゃないにしろ、本当に不必要なものなのだろうか?と考えてしまう。

元気を出そう!とか、頑張ろう!とは思うが、1ミリでも前に進む為にはできるなにかを、今はやるしかないと考える。被災地の方々への思いをはじめ、原発問題を解決するために頑張っている人、経営者なら社員やスタッフ、個人であれば家族・友人のことを考えて「今、出来ること」を。

私はパチンコ業界の仕事に身を置いている。今は不必要かもしれない。今だから必要かもしれない。わからない。でも娯楽は必要だと思うし、これだけ歴史があるということは存在意義が証明されているのだろう。だからこそ、今出来ることを一生懸命やるしかない。個人では節電も義援金もする。仕事でもお客様を思って全力で取り組む、それしかないだろう。

上手く伝えられないが、被災地及び東北地区の復興を念頭に入れながら、工夫し、協力し、早く日常が取り戻せるようになれば…と切に願っている。




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チャーリー・ロドリゲス・湯谷
チャーリー・ロドリゲス・湯谷  《プロフィール》
自称パチンコ・パチスロ伝道師。特技はスプーン投げ。
「意見待つ!」と言いながら、ホントは他人の意見に弱い。





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