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CRA大海物語スペシャルwithアグネス・ラム  
text by 冬月カースケ
 
筐体画像 午前中のレッスンを終えて戻ってくるとパトロール小屋周辺が何やらものものしい雰囲気に包まれていた。まるでスケートリンクを斜めにしたように、どこもかしこもアイスバーンのゲレンデ。前日に少し降った雨が気温の低下で固まって勤務しているスキー場は、そんな状態だった。スキーやスノーボードをしたことがない人はあまりピンと来ないと思うが、アイスバーンの斜面というのはコントロールが難しくとても滑りにくい。朝はゲレンデの巡回も兼ねて練習をするのだが、「今日はいつも以上に固いから、気をつけてレッスンをしないといけないな・・・。」と思っていた。

案の定スキースクールの校長からも同様の注意があり、いつも以上に慎重に午前中のレッスンを終えた時のことだった。スノーボーダーが立木に激突して搬送されてきたらしい。原因は分からないが、固いアイスバーンの斜面だ。何らかの理由でコース外に出てしまったのだろう。後から聞いたことだが、ドクターヘリですぐに緊急搬送され、懸命の治療にも関わらず尊い命を落としてしまわれたそうだ。

胸がつまる悲しい出来事。自分が滑っているスキー場での事故だけに、謹んでご冥福をお祈り申し上げる次第である。決して他人事ではない事故。スキーやスノーボードに限らず、スポーツに怪我は「つきもの」とも言えるが、スノースポーツは自然の中で行うものだけに、ことさら注意が必要なのだ。かくいう自分もスキーで二度も骨折したことがある。一度は、他のスキーヤーとの衝突〜横転で左鎖骨の骨折。二度目は不整地コブ斜面で転倒して、左手首の骨折。洒落にならない痛みと手術やリハビリなどでとられる時間や金銭の負担。

それでも、2回とも「怪我の功名」がたまたまあって、その怪我も自分の糧やプラスとなってかえってきた。しかし、それも致命的な怪我でなく、命に別状がなかったから言えること。楽しさとリスクは異母兄弟なのか・・・。これからもずっと通う雪山だけに、よりしっかりとしようと思って下山してきた。

生きていることのありがたさを感じている時は、何だか目に止まるひとつひとつの風景や出来事がキラキラする。そんな気持ちでG店(33玉交換)に向かって、道を歩いているとやっぱり道ばたに残ったほんの少しの雪の固まりやまぶしく刺す朝の光、そこここに残る水たまりすらいとおしく思える。どこかの詩人を気取りながら、朝イチでG店に入る。いったん入ってしまうと、もうロマンチックな気分はどこへやら、ギラギラとして釘を見たりする浅ましい自分に変わっていた。ああ、みっともない。





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