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CR天上のランプマスター  
text by 冬月カースケ
 
筐体画像 月並みですが、みなさま「あけましておめでとうございます」。今年は3.11の影響で「おめでとう」という言葉を年賀状などで自粛している方も少なくないとか。でもまあ、こうして文章上だけでも、新しい年に会えたこと、この幸せを共有しようじゃありませんか。もちろん「おめでとう」なんて気分じゃない人もいるかもしれないけど、それでもやはり生きていることは、誰かに何かに感謝したい気分なのだ。

今年は何が待っているのだろうか。自分の人生と世の中に……。予想もつかないけれど、良いことが起きたら素直に喜び、悪いことが起きたら少し落ち込んでもまた立ち上がって進む! それでいくしかないと思う。なるべくならば前者ばかりが望ましいが、まあなかなかそうはいくまい。少しの期待と不安を胸に秘めて、いざ歩きだそう。

さて、早速にパチプロ実戦の内容に移りたいと思うが、スタートだというのにろくな内容がない。というのも、暮れの28日に打ち納めをして以来、雪山でのスキースクール勤務、実家のある福島への帰省、そしてすぐに娘の結婚式で南の島へと飛ぶなど……例年以上にホールを覗く時間が取れなかったためだ。覗いていたとしても打てる算段は限りなく低かっただろうから、同じことだと思うが。

それにしても、やはり雪はいい。スキーというスポーツに関わって30年以上も経つが、冬月はスポーツとしてのスキーが好きだというのは勿論あるけれど、やはり「雪」そのものが大好きなのである。寒くて濡れるし、豪雪地帯の方にとっては苦労も多いものだけど、日常のすべてを覆い尽くすかのような白い雪の中にいると清々しい気持ちになれる。とくに、降り積もったばかりの雪は美しい。沖縄など暖かい地方に住んでいる人が「一度は雪を見たい」と言っているのを聞いたことがあるが、さもありなん。

ガンで亡くなった義理の兄が死ぬ前に「雪が見たい」と言うので、降雪情報を調べて山深い温泉場に連れて行ったのはつい数年前のことだ。それ以来、降る雪を見るたびに彼を思い出す。冬月がここまでスキーをしているのも、やはり雪が持つそんな不思議な魅力のせいだと思う。しかし、各地のスキー場にかつての熱気はもうない。老いも若きも男も女も、みんなこぞってスキー場に出かけていた時は夢のようだ。ゲレンデには人があふれリフト待ち1時間なんてのはザラ。お茶の水のスキーショップでは、スキー道具が飛ぶように売れ、スキーをすること自体がステータスだった。40代以上の人ならば、映画「私をスキーに連れてって」は必ずといっていいほど観たはずだ。

パチンコホールもそうだった。冬月が関わり始めたのは、割と「最近」のことであり、機種で言えば『フィーバーパワフル』とか『フィーバークイーン』、そして『大工の源さん』『モンスターハウス』なんかが流行っていた頃。その頃のホールは新装開店と言えば夕方からであっても長蛇の列ができ、土日祝日ともなれば朝早くから大勢のお客さんが詰めかけていたものだ。近隣にも小さくても工夫して営業する優良店がたくさんあり、打つ台に困るなんてことはなかった。しかしやがてそれらの小さな店は、時代の波にのまれ例外なくつぶれてしまった。ああ、なんと移ろいゆくものか世の中は。

「光陰矢の如し」「少年老い易く学成り難し」……つまりは諸行無常の響きありってことだ。こう考えると寂しい気持ちで胸の中が満たされるような気がするが、「万物これ変化せず」も味気ないものだろう。雪を美しく感じるのは、それがすぐに溶けて消えてしまうことを知っているからだ。桜の花も散りゆくからこそ愛おしいのだ。だからこそ一瞬一瞬(一日、一日)を大事に生きていく事、それに尽きる。





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