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『ぱちんこAKB48』  
 

実戦データ
店舗名 関東O店
換金率 等価
遊技ルール 無制限
機種名 ぱちんこAKB48
投資 回転数 絵柄 予告 リーチ
総投資額 8000円
総回転数 ***回
大当たり回数 17回
確変回数 ***回
総出玉数 7982
換金額 31928円
収支 23928円

■世情が

投資家さん、輸出関連、大企業などには潤いがあるのかもしれないが、庶民にはまったく実感がないぞ。今後ますます1パチなどの低貸し玉営業が増えていくのだろう。近隣にはすでに0.5パチの店も増えつつある。かつて家にいるより長い時間を過ごした、愛着以上のものがあったY店もとっくに1パチ専門店になっている。

そして勿論のこと、近隣の小さな店はほとんど廃業に追い込まれた。今となっては、あの時代が狂おしいほどに懐かしい。コンピュータやネットなどはほとんど使われない時代であったが、その分人々のふれあいは濃く、人情味もあったという印象は単なる思い込みや懐古主義ではないだろう。

例えば、Y店では「新台なのに、回らないよ」なんて馴染みの店員さんに言えば、釘師が出てきて台を開けて寄りやヘソを叩くなんてこともあった(営業中に釘調整するのは違法らしいが、誰もそれを問題にしたり、関係機関に告げる人もいなかった)そんな大らかさが普通だった。

止め打ちで玉がやたらに増える時短機などで、大当たりするよりも出玉を獲得した時なんて、主任さんが寄ってきて「やるねえ」なんて肩を叩かれたり、朝からちゃんと並んで新台を打とうとしていたのに、別の入り口(スロット)から猛ダッシュして、狙いの台を取れなかった時などは、その様子を見ていた主任さんがわざわざやってきて「ゴメンね。次から気をつけるから。」なんてことも。

玉がひっかかったり、玉つまりを起こすと余計にアタッカーやヘソにサービス玉を入れてくれるなんてのは日常茶飯事で、パンク(当時はパンクといって、デジタルが揃って大当たりしてもVゾーンに玉が入らずにラウンド中に当たり消滅なんて仕様の機種がけっこうあった)したら、出玉を補償してくれたものだ。また閉店時間に確変が残っていれば、大当たり1回分(店によっては2回分)の出玉を出してくれた。

また、豪毅な店になると「明日の朝イチで来るんだったら、このまま残しておくよ。もしくは補償するけどどっちがいい?」なんてことを聞いてくる場合も。お店もそんなだから、お客さん同士も基本的には仲が良く、顔見知りになると缶コーヒーを互いに差し入れたり、台情報を気兼ねなく教えあったりしたものだ。

こう書いていると遠い昔の出来事に思えるが、たった数年前のことでもある(10年は経っていないだろう)。これはパチ業界に限ったことではないだろう。世の中は便利で過ごしやすくなったようにも思えるが、実は失ったものはそれ以上にたくさんあると思えて仕方がない。3.11以降、まだ多くの人たちが仮設住宅で暮らし、避難を余儀なくされている現状を思えば余計にそう思う。

まったくもう。おっと話が一向に進まないので、本題に戻ろう。たった1人の見知らぬお客さんの後に続いて入店する。まさに閑散とした店内に、メーカーから配布されたであろう味気ないPVの音楽が流れる。Y店では軍艦マーチだったな、M店では「トゥルース」だったな。K店では「ジャンプ」だったな……そんな記憶も蘇りますます寂しい気持ちになる。

ゆっくりと釘を見ていくも先週とほとんど変わらない相変わらずのつまらない面ばかり。少しでも釘が動くI店はやはり貴重なんだと思う。とりわけ甘デジ関係はまったく期待できないと思われる。釘が動かないこと鬼の如し。だから甘デジファンの常連さんもほとんどいなくなった。マックス、ミドルならば無理して打てる子が潜んでいるかもしれない。

しかし、経験則が低いために今ひとつ判断ができない。ステージ性能が把握できないと打てない「海シリーズ」は辛いしなあ。結局、座ったのはかつて打ったことがある『AKB』となった。この釘だとギリギリ20個あるかないか。多分ないだろうが、アタッカーはさほど悪くされていないので、マグレ一発ならば狙えないこともない。

演出は超が何個も付くぐらい苦手だが、そんなこと言っている場合ではない。打ち始めるとムラはあるものの、大体思った通りの回転数。さて何処までの勝負か? もともとマグレ狙いだから深追いはできない。とりあえず1万円で初当たり分母ラインに近づくので、よほど回りがダメにならなければそこまでは……。


■富士山はそれでも

そんな思いで打っていくと、8000円目で緑保留から疑似連になった時に「プププ」と風が吹いた。これが確変となって、珍しくもビッグを含んで4連チャンしてくれた。その後は出玉がなくなれば止めようとのマグレ狙いで数時間。珍しく4回の初当たりがすべて確変に入ってくれた。

しかし結構はまった5回目が単発当たりで、最後まで打ち切るほどでもないマグレ一発をもらったことに「満足」して撤収することにした。まだまだ陽は高いが、帰ってやるべきことが文字通り山積み。帰路で見えた富士山が冬景色で息をのむほど綺麗だ。

世情は不安でも、美しい富士山は変わらずにそこにあった。
text by 冬月カースケ


 
 
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