コラム
パチプロ実戦攻略データ


ひとつ後のコラムへ ひとつ前のコラムへ

『CR牙狼金色になれ』  
 

実戦データ
店舗名 関東某店
換金率
遊技ルール 無制限・台移動、出玉の共有不可
機種名 CR牙狼金色になれ
投資 回転数 絵柄 予告 リーチ
総投資額 28000円
総回転数 3928回
大当たり回数 16回
確変回数 5回
総出玉数 12316個
換金額
収支

打てそうな回りではあるが……

この間、1度打ったこともあり大まかな釘の形は把握しているつもり。等価の釘と比較するのもなんだが、あの時よりはさすがにヘソはでかいし、寄り釘も綺麗な形をしているので打てそうな雰囲気ではある。少しメリハリもあるので、ヘソの形が整っている真ん中あたりの台をチョイス。さっそく打ち始めると、ステージもなかなかのデキで1000円25回は楽に突き抜ける回りだ。さらに、電チューの開放も何度かあり5000円で135回。10000円ではちょうど2倍の270回となった。

316回転目、保留が緑に変化。これがさらに赤へと変わった。疑似連も続き「ゴールドビッグエンブレム」が完成し、台のてっぺんから「牙狼」の役物もせり上がった。金色牙狼SPリーチのひとつ「べグルリーチ」で大当たりとなった。使ったお金は11500円なり。しかし残念、魔戒チャンスには入らず。13R分の玉と100回の時短が付いてきたが、あっけなくそれも終わってしまった。

しかし今日はツイテいたと言えよう。この玉がなくなる前に当たったのだ。207回転目、「5000体撃破演出」からSPリーチへと発展し当たった。そして今度はしっかり魔戒チャンスへと突入した。そして早くもチャンス到来。7回転目、「牙狼剣一撃」予告から「牙狼剣を押し込め」となって激しい音と共に「ゴールドビッグエンブレム」が完成し当たった。まずはホッと一安心。ところが、せっかく入った魔戒チャンス、この1発でスルーしてしまったのだ。バトルリーチにさえ発展せず終了だなんて。でもなんだろう、ヒリヒリとした感覚がないのは。もう慣れっこになってしまったのだろうか。もっと熱くなれと自分に言いたい。

それでも辛うじてまた玉がある内に当った。420回転目、青い保留ながら後半、レインボーのエフェクトが出たようなそうでもないような。最近の台はまぎらわしいのが多いので当たるまで分からんのだ。さてその行方は? やっぱり当たった。そして今度も魔戒チャンスへと突入。ところが今度もまたバトルへ発展することなく後半の100回が過ぎ去ってゆく。ここで突如、保留が赤に変わった。最後のチャンスかもしれないぞ。それなのに、あっさりと敗北してしまうとは。復活もなく161回のSTは終了。

初当たりの無駄使いと言われそうだが、ホントにそんな感じがしてならない。そうこうしている内に少ない玉は飲まれてしまった。さすがにいい時間ではあるが、ここでハイさようならという訳にもいくまい。迷うこともなく追い金。これがなかなか手こずり900をちょっと超えたところでようやく当たったのだった。ちょっと後半に回りが落ちたのも気がかりだが、とにかく行けるとこまでは行くつもり。ただ、この当たりは13Rの通常だった。結局、ここまで28000円の投資となってしまった。

時短終了後、すぐのことだった。疑似連が3回続き、信頼度の高い「アンドラガオリーチ」がかかる。テンパイした図柄が「3」なので、当たれば魔戒チャンス確定という大チャンス。これがモノになる。今度こそ連チャンが欲しいところ。それでもなかなかチャンスはやってこず、ようやく訪れたのはぴったり100回転目だった。保留が赤に変わりバトルへと発展。安心して見ていたら、これがなんと外れとは。

いよいよ終盤となった123回転目、ここで「初代チャンス」発生。上手くアタッカーに入り、V入賞すれば大当たり。これって、初めから仕組まれてるのか? それとも偶然なのか? 思わず、その瞬間を見逃してしまったが、どうやらV入賞した模様。なんとか繋がったぞ。17回転目には「キュイーン」と鳴ったと思ったら2つ前の保留に「逆エンブレム」が発生。へえ、音がするようになったのね。まあいい、とにかく大当たりだ。今度は無事、5連チャンまで伸びた。これでなんとか今日1日戦える態勢が整ったと言えよう。


今日はもう負けたってかまわない……

300回転目だった。保留が緑に変化。「莉杏」という女の子のリーチに発展。なんてことはないやと思っていたが、カットインも赤だしそこそこチャンスなのか。ところがやっぱり大したことがなかった。そう思った瞬間、まさかの「全回転リーチ」へと発展。「777」が3つ誇らしげに揃った。とうとうきたか。右打ちの構えをしていると、突然お隣さんが話しかけてきた。実はこの方、随分前からの顔見知りで、しょっちゅう色んな地域の店で遭遇してきたにもかかわらずこれまで1度も話をしたことがなかった。もうかれこれ20年はお互い顔見知りだというのに。ただ、奥さんとは会えば話をする間柄なのだ。

いつもならば奥さんと2人で打ちに来ているのに珍しく今日は奥さん抜きで、その代わりに奥さんのお母さんと2人で打ちにきていたからどうしたんだろうと、朝並んでいる時に思っていた。その彼が帰り際、突然話しかけてきたのだから驚いたのはいうまでもない。さらに開口一番「うちのが死んじゃった」と。思わず「え!?」と聞き返しそうになったところへ、携帯で撮った写真をオレに見せてくれた。そこには確かに彼女の微笑んだ顔の遺影が写っていたのだった。

あまりに突然のことだったので、言葉もみつからなかった。だって、ついこの間も会ったばかりじゃないか。そんなことってあるのだろうか。彼と20年越しの初めての会話がまさかこんな風になろうとは。オレは「え!?」と大きく口を開いたまま、次に発する言葉も出てこない。「じゃ、そういうことだから」と言い、彼はその場をあとにしたのだった。どうやら癌だったらしいが、オレよりもまだ若いし、まだまだ人生これからって時に。あ〜、なんてこの世は不条理なのだろうか。

このあとしばらくはパチどころではなく、ぽっかりと心に穴が開いてしまったような状態だった。ただ惰性でデジタルを回しているに過ぎないのだ。長い間、パチンコというものに向き合ってきたが、今日は生まれて初めて負けてもいいやとさえ思った。できればそう願いたいほどだ。彼とお母さんは、きっと彼女の好きだったパチンコをすることで、彼女との思い出の一部を探しにでも来たのだろうか。

もういいやと思いながらも、少しずつ現実を受け入れていく間に、どこからか「もっとちゃんと打たなきゃ駄目でしょ!」という彼女の声が聞こえてきたような気がして、後半ようやくまた少しやる気が戻った。900超えの単発が1回。閉店間際にまた通常が当たったものの、今日初めて時短で当たりを引き、これが危うく取りこぼしそうになったが、綺麗に4連チャンで終わり、電サポが終了と同時に店を後にした。

帰り道、堪えていたものが途端に大粒の涙となって零れ落ちた。家に着き、一献あおりながら遠い空へ向かって合掌……。


text by タッキー


 
 
ひとつ後のコラムへ ひとつ前のコラムへ
パチプロ実戦攻略データ スロプロ実戦攻略データ



このページの先頭へ戻る




戻る 777@niftyトップへ戻る