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パチプロ実戦攻略データ


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『フィーバークィーン』他  
 

実戦データ
店舗名 関東I店
換金率 等価
遊技ルール 無制限
機種名 フィーバークィーン
投資 回転数 絵柄 予告 リーチ
総投資額 3500円
総回転数
大当たり回数
確変回数
総出玉数 5492個
換金額 21968円
収支 18468円

しかしながら

焦ることもなくいつものシマから見ていくが、まあ厳しいね、今日も今日とて。ざっと見ていくも、何も押さえることなく新台コーナーに入る。先日、入ったばかりの『フィーバークィーン』を見ると打てそうな気もする。後学のために触ってみることにしよう。

なんと言っても、このスペックは初当たり確率と出玉は別にしてわりと初代に近い感じ。そして何よりも当時とほとんど変わらない演出に心惹かれるものがある。負けてもいいから少し遊んでやろうという気持ちになる。

まずは500円分の玉を借りると、ヘソに入ったのは8個。ただしステージから2個入ったのでもうワンプッシュしてみる。さすれば今度は10個。どんなものかしらね? もうワンプッシュ。すぐに前兆予告みたいなものが続いて、Aのシングルリーチが成立した。保留もあらかた埋まっているので、打ち出しを止めてぼーっと見る。

ああ、懐かしいあのドラムアクションとサウンド。当時とほとんど変わらないそのテイストに胸アツ。リーチは終盤に差しかかる。さすればそのまま「AAA」と揃ってしまった。おお! なんだかひときわ嬉しい。しかもラウンドランプを見たら、のっけから16Rが点灯しているじゃないか。なんていい子なんだ(笑)。

STでの連チャンはなかったが、100回転まで時短が付いてくる。展開とすればむしろSTで当たらない方が都合がいいし、実質的な出玉を得たと考えてもいい。電チューサポートに入ると、ちょっとちょっと。うーむ、どうにも玉のキープが難しい。というのも、電チューの場所が最下部にあって、タイミングを取りづらいのだ。しかも、上手く拾ってくれない。50回転を過ぎるころには50個くらいも減らしてしまった。

でもヘソにはポコポコ入るような玉の動きになってきている。ともあれ、コツコツと打っていくと時短終了間際に、先読み予告が発生してダブルリーチに。このクィーンは見た目どおり、ダブルはシングルリーチの2倍以上の信頼度がある。「なんだか当たりそう」な予感は的中。一旦外れたけど、1コマ戻って大当たりとなった。ああ、このアクションも懐かしい懐かしい。

そして3回転、5回転、4回転とSTで連チャン。続けて時短終了間際の30回転目にピキーンと鳴いて16Rの大当たり。ここではさすがにSTでは当たらないが、78回転目にまた5R。なんて素晴らしい展開なのだろう。まさにこのスペックでは、ベストな流れ!

この一撃で出玉は4300個まで成長。当たればパチンコなんて簡単なものだ。とはいうものの、展開がいいということは悪い時があるからこそ。それは必ずセットになっていて、どちらか一方ということは絶対にない。だから一定時間打つためには、「回り」は絶対条件になるわけだ。

数学的には「大数の法則」というものがある。確率は試行回数を重ねていけば、理論的には確率の数値に近づいていくもの。つまり、ボーダーラインを切っていれば、打てば打つほど必ず「負け」になっていくのだ。これは天地が存在する限り、否定できない法則なのである。逆に言えば、プロは「計算上負けない台」を打ち続けるから勝てるのである。

さて、通常時に戻ってイチから打ち出してくとどうにも回りが足りない。いくら展開がよいにしても、そんなことは一時のことに過ぎない。時短が終わって確率ライン近くまで回してはみたが、やはり打ち切れるものではなさそうだ。

見るともなく、両隣の台も観察すると保留表示が途切れがちである。I店もご多分にもれず、新台から回収モードなのだ。出玉を流して仕切り直しとする。投資がほとんどないので、どこでやめてもいいわけだが、あまりにも見るべきものがなさすぎる。

困ったものだ。とりあえず無理してでも打てる台はないものか? それからしばし徘徊行為にふける。出玉や現金を交互に使いながら、それから数時間。新台やら、『甘海』やらを打ちまわる。幸い、座るとこ座るとこで2、3回の当たりがくる。しかし、打ち切れるものではないということの繰り返し。夕方になると、出玉も尽きてマイナス領域に入るという体たらく。苦戦しているところにリュウジくんが現れた。

ヤツも違う店で打って、アテもなく流れてきたのだろう。わずかな時間だが情報交換をしても結局、お互いため息をついて別れることに。このままでは終われない思いもあり、昼に打った『甘海』など打って、たまたま出たところで投了。


見るべきところはないが

まったく見るべきところも成果もなかったが、こんな日もある。展開頼みの情けないパチンコだった。理論は持っていても、実戦する材料がなくてはどーもならん。というか、材料を探す力とエネルギーこそが今求められているのである。

それにしても、『フィーバークィーン』。やはり面白い。釘は少々渋くてもまた打ちたいな!と思わせてくれた。だがしかし、せめてボーダーラインくらいは越えていなければそれも叶わない。好きだから打ちたいから!では成立しない稼業である。

いずれにしても各メーカーさんで、こういう復刻調の台をどんどん出してくれないかなと思う。素人考えでも開発に関わる費用はそう高くあるまい。1台当たりの台単価が安くなれば、お店の経営も少しは楽になり、そうすれば還元率も上がるはずだ。

パチンカーが求めているのは、派手な演出や斬新なタイアップが本質ではないように思う。過度な役モノや激しいだけで無駄の多い演出にむしろ辟易している昨今なのである。
text by 冬月カースケ


 
 
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