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『CRAトキオデラックス』  
text by タッキー
 
筐体画像 お、この店いい店だなあと思って通い始めると、若い頃ならば3日も通えばたいがいは従業員に声をかけられたものだ。「おたくパチプロだろう?」って。けっしてパチが上手だからという理由じゃない。当時は今ほど昼間から若いのがフラフラしているような社会じゃなかった。フリーターなんて言葉もなかったし、夜の仕事もそんなには多くなかった。みんな昼間、ちゃんと働いていたのだ。おっといけない、こんな風に書くといかにも現代人が不真面目のように思われるが、もちろんそんなわけもなく、むしろその逆かもしれないなあ。

だから、昼間にパチ屋にいる若者はそれだけで目立ったというもの。ドキッとしながらも「ルールさえ守ってくれればうちの店は歓迎だよ」なんて言われ、認めてもらったような気がして嬉しかったのを覚えている。あれから随分と時が経ち、若者だったオレももういいおっさんの領域に入ってしまった。ほんの数年前ならば、新しく開拓したような店ではその存在感も際立った。自分で言うのもなんだが。パチプロのほとんどいない手付かずの店なんてそれはもう快適で、野に放たれた狩人のごとく縦横無尽に稼働することができた。無論、出玉も毎日のようにえらいことになってしまい、すぐにパチプロであることがわかってしまったほどだ。

今思えば、そんな夢のような時代から数年たち、歩いても歩いても優良店を探しあてることもできず、辛うじて見つけることができても、常に際どい釘なのでとても目立つような存在にはならない。目立つどころか、一般の方に埋もれてしまうほどだからどうしようもない。厳しい時代になったというのを痛感している。でも、いつだってその時々で移りゆく時代というものがある。時代のせいにしてるようじゃ、まだまだってことだな。どんな時代になろうとも生き抜いてゆかねばならないのだ……。





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