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『フィーバークィーン』  
text by 冬月カースケ
 
筐体画像 あいも変わらずよくないニュースばかりが耳に入ってくる。国内も海外も。それらを眺めているとどこか絶望的な気持になってくる。どうして人の世は、かように争いが絶えないのだろうか。小学生3、4年生の時に担任してくれたN先生の言葉を思い出す。

N先生は自分を担任してからしばらくして、若くして癌で亡くってしまった。まだ30代前半だったと思う。N先生は書道が上手く、いつもいろいろな言葉を自筆でつづり、教室に飾ってくれていた。卒業の時に頂いた色紙が今も福島の実家に掛かっている。

それは「心に太陽を持て」というタイトルの詩。天には黒雲、地には争いが絶えなかろうと、いつも心に太陽を持てと書かれている。何十年たってもことあるごとにふと思い出す。今がその時なのかもしれないなあ。天や地が暗いからといって、心まで暗くなってしまってはいけない。いやむしろ、だからこそ太陽を自分の内側に持てというメッセージ。

本当にそうだなあと思う。個人の気の持ちようで世の中がよくなるわけではないけど、少なくとも気持が沈むと生きる元気を失ってしまうものね。この稼業も同じ。幾度となく訪れたピンチをその都度、跳ね返してきたじゃないか。とは言え、大敗が続くとさすがに心が折れそうになる。でも前を見て歩くしかほかに手はなし。

そんな気持ちで朝、家を出た。今日は夜から都下で開催されるイベントに行く予定なので夕方までのパチンコになる。以前だったら、閉店30分前まで打ち切るスタイルだったので、夜には出かける用事をできるだけ作らないようにしてきたけど、等価のパチンコの場合はその制約はほとんどないに等しくなっている。

ボーダーを大きく超えるような台はそもそもないし(見つけることができないという意味)、持ち玉という概念が成立しないので、いきおいそうなる。そういう意味では「身軽」になったという利点?もある。ともあれ、打つに値する台は果たしてあるのだろうか。I店に着いたのは開店時刻を少し過ぎた時間。店内はガラガラの様相。





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