コラム
パチプロ実戦攻略データ


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忘れがたき方々  
 

実戦データ
店舗名
換金率
遊技ルール
機種名
投資 回転数 絵柄 予告 リーチ
総投資額
総回転数
大当たり回数
確変回数
総出玉数
換金額
収支

人情

この店で知り合ったのが不死身のマスター。ずっと以前にこのコラムにも何度か書いたことがある。見た目はまるで●クザだが、気さくでとてもいい方だった。無類のパチンコ好きで、だけどいつも負けていた。彼もまた病気やらなにやらでホールに来なくなったり、姿を消したり。噂では「死んでしまった」というのがたびたび流れたが、いつもひょっこりと姿を見せて、遠くのホールでばったり会ったり。

時には路上で露天商をしていた。「わあ、こんなところに!?」と言うと、いつもの照れくさい笑いを浮かべて「オメエは元気だったか?」そんな繰り返しだった。最近は会ってないけど、彼は元気でやっているだろうか。

近隣にR店があった。今は潰れてしまったが、小さい店だけど釘がよく動く優良店だった。ここのオーナーがWさん。彼はよく現場に出てきて、冬月はじめ常連さんと積極的に交流をもとうと務めていた。「今日の釘はどう?」「けっこう頑張ったんだけどな」など、今では考えられないような、そんなやり取りをよくしていた。

冬月は3、4年近く、この店で豊丸の名機『セブンドーフ』なんかを猿みたいに打たせてもらった。R店がなければ今の自分はいなかっただろう。地域密着で、小さいけど本当にハートフルな店だった。それもひとえに、いつもニコニコと接客していたWさんのおかげだったろう。

ただ、近隣に大型チェーン店などができて、少しずつ客足が遠のき、まもなく閉店を余技なくされてしまった。冬月にも責任の一端があるのかもしれない。トータルではずいぶん勝たせてもらったからなあ〜。そういうことを思うと忸怩たる気持ちになる。

大雪の日などは、お店が始まる前に、一緒に駐車場の雪かきなんかもした。なぜかそういう気持ちにさせられる店だったのだ。Wさんのその後は知らない。どこかで元気でやっているといいな、またどこかで会いたいなと思う。

長らくジグマ生活をしていたN店もいい店だった。小さいけどここも釘が動くし、導入機種のラインナップがなんともよかった。ここでメインにしていたのはこれまた豊丸の名機種『ドラゴン伝説zz』。これは次のコラムで書くつもりだけど、冬月のパチプロ人生でもっとも思い出が深い。

N店も地域密着型で、常連さん中心の店。いい意味で常連さんはみんな仲よく、すみ分けをしていた。そこで出会ったのが辰さんやメガネプロ、そしてクリーニング屋さんたち。クリーニング屋さんは一家あげての無類のパチンコ好き。じいちゃん、ばあちゃんそして未来ちゃんたち娘夫婦もそろって楽しく打っていた。

缶コーヒーをお互いに上げたり、四方山話をしたり。当時はまだパチンコ専業ではなかった冬月。ある日、職場でとてつもなくショックなことがあって、やるせない気持ちで打っていた時に未来ちゃんが「カースケさん、なんか顔色悪いですね。大丈夫ですか? 何かあったんですか?」と声をかけてくれた。


また会えるかな

何も具体的に答えることはしなかったけど、あの時は本当に嬉しかった。辛かった気持ちがすっーと消えていくような気がした。辰さんはスキーで怪我をした時も見舞いに来てくれた。パチンコという遊技は基本的に他者との競争であり、それゆえに孤独なもの。だけどこうした触れ合いも語り尽くせないほどたくさんあった。

嫉妬やいじわるとかで揉め事みたいなこともいくつか経験したけど、そんなことよりも心温まるほっとすることの方が多かった。時代は大きく変わったけど、これからもパチンコ屋さんはそういう場所であってほしいと思う。もっともっと書きたい方々もいるので、それらはまた次回に。実戦を書くスペースがなくなったこと、ご容赦ください。
text by 冬月カースケ


 
 
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