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パチプロ実戦攻略データ


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最後のコラム  
 

実戦データ
店舗名
換金率
遊技ルール
機種名
投資 回転数 絵柄 予告 リーチ
総投資額
総回転数
大当たり回数
確変回数
総出玉数
換金額
収支

この10年

そのうちに、ここで何度も書いてきたことだが「一物一価」が問題になった。これは同じホールで交換率が違うのは、商法上問題があるというような理由だったと思う。具体的にはパチスロとパチンコの交換率の違いがやり玉にあがった。この業界というのは、規制に対して本当に弱い。異議申し立てをする要素は冬月が見たところ皆無だった。もっとも、「交換方式」などグレーゾーンがあって成り立っている業界だからさもありなん。お上には逆らえないということだろう。そのうち、低貸し玉営業店はどんどん減って今のように等価交換が主流になる。そして広告規制。

イベントの禁止やテレビ広告を自粛せよ!ということで、これらが客離れに一層の拍車をかけたと思う。 実際、インチキといってもいいくらいの中身のないイベントや過剰な広告にヘキエキする向きもありはしたが、それでも営業努力として頑張って常連客に還元するお店だってまだけっこうあった。その一方で遊技台に関する規制はどんどん緩んで、爆発力の高いマックスタイプが次々と世に出るようになった。

京楽の『ジョーズ』『ウルトラセブン』、ニューギンの『花の慶次』、サミーの『北斗の拳』なんかがそれだ。当初は継続率80%くらいのバトルタイプが主流だったが、徐々に SANKYOの『パトラッシュ』などST機種が人気を集め始めた。運がよければ一撃で大量出玉が獲得できるこれらの機種はもちろん魅力がある。40玉や33玉交換の店だとそれなりの回りもあり、悪展開であっても、長時間打てば成績はきちんとついてきたものだ。

冬月も『ウルトラマン』や『仮面ライダー』で 5〜6万発とか何度も経験した。ちなみに生涯最高出玉は Daiichiの『中森明菜』の8万8000発である。あの1日は自分の中の金字塔かも(笑)。


田山さんへ

それと時を同じくして潜伏確変搭載の機種が増えてきた。今はどのホールでもラムクリ(初期設定にリセット)をしているので、めったに朝イチランプを見つけることがないが、当時はこれが大流行り。

ちょっとした知識と根気さえあれば、労せずして確変中の台を打てるのだから、地元はもちろん全国的に潜伏確変狙いの「プロ」であふれかえった。冬月は積極的にやったことはなかったが、タッキー兄さんは一時期それで頑張っていたと思う。面倒くさがりの冬月には向かないことでもあった。だけど、通っているホールでは真っ先にランプを見て歩いたのだから、まあ同じことだ。それで何度か美味しい思いもできた。最高はS店で『仮面ライダーマックス』 。

朝イチランプを見つけて、「いざ!」とばかりに打つと当たるは当たる! 朝の10:00から13:00頃まで当たりっぱなし。ドル箱で出られなくなったほどだ。しかし、そんなことがたびたびあるわけでもなく、確変を拾っても1発の玉も出ずにチャンチャンの方が多かった。いかにも冬月らしい稼働だったかも。

そんな変遷を経て、今に至るのだが、まだまだやれる余地は沢山あると思う。しかし、「SLAM DUNK(スラムダンク)」のセリフではないが続けるには「ダンコたる決意」が必要なのかもしれない。お手軽にプロ稼業が成立する時代は過ぎた。いや、過去だってそんなにお手軽だったわけではない。社会人としてはどうかと思うけど、それなりの知力と根気、そして人としての「常識」がなければこの稼業はできないものだ。

冬月もこれからどうするか? この機会によくよく考えてみることにしよう。ともあれ、ここまで続けて来られたのは、ずっとこのコラムを見てくれていた読者のみなさんと代々の777スタッフのおかげであることは間違いない。心から御礼を申し上げる。パチンコは楽しいものであり、庶民の娯楽であり、日常を一瞬でも忘れることができる一服の清涼剤でもある。メーカーなど業界の方もホールも苦しい中で懸命に頑張っている。この業界をずっと見てきたからそれは間違いない。この業界に「未来あれ」と心から願ってやまない。最後に、人としてパチプロとして、自由に生きた彼がいたから今の自分がある。ありがとうございました。

故・田山幸憲さんに最後のコラムを捧ぐ。
text by 冬月カースケ


 
 
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