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最愛の猫との別れ  
 

実戦データ
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遊技ルール
機種名
投資 ゲーム数 ボーナス
総投資額
総獲得枚数
換金額
収支

最期まで孝行息子

2月5日は、新台「Watch@Slot」のロケ日でした。行ってくるね。いつもと同じアイコンタクト。ロケ終了後は徹夜で雑誌の締切作業をし、そのまま翌6日の朝11時から取材。さらに、夕方より打ち合わせ。先方からは「タイトそうなんで7日にズラしても良いですよ」と言ってもらったんですが。このタイミングで済ませておけば、明日・明後日は実戦に回せる……と強行しました。よくあることです。

しかし、夜に戻ってみるとくじら君の様子が変なのです。ちょっと息苦しいように見受けられます。妻に聞いたら「さっきまで、そうじゃなかったよ」とのこと。初めて風邪をひいた?

先代の猫を見送った経験から、呼吸の荒さが危険なサインだということは重々承知しています。動物病院も閉まっている時間だし、明日の朝イチに連れて行こう。その程度の危機感・外見上の症状でした。嘔吐の痕跡もなく、目も綺麗で脱水の兆候もなし。その日の食は細かったけど、お注射と点滴を打ってもらえば治るだろう。

そして、2月7日の朝。症状に変化はありませんでしたが、病院での診断は……ヘタすると万が一もあり得る状態とのこと。レントゲンで見た肺には、小さな白い陰がいくつも写っていました。血液検査も特に問題がなかったため原因は不明。可能性が残されるアレルギー性の肺炎にも効く注射を打ってもらい。専門機関で分析をしてもらう間は、酸素室に入院となりました。

アレルギー性であれば空気清浄機が必須。すぐに家電量販店で買って、いつでも退院できる環境整備をすることに。しかし、そのセッティングが終わった直後に急変を知らせる電話が……。


つい2日前まで、ピンピンしてた彼。

前日も息苦しいながら、爪研ぎをバリバリ。高さ2mの見晴台までピョンと跳んだ彼。


3時間半ほど戦って。ウチら夫婦に覚悟を決めさせる時間を稼いで旅立っていきました。声をかけたら、いつものように尻尾で答えてくれたね。「酸素を吸って」と言ったら、数値が少し良くなったね。だから、最後の最後まで意識を失わず……苦しい時間を長くしちゃってゴメンね。だって、諦められないじゃない。19歳と大往生だった先代の世話を妻がしていたように、キミの老後は私が面倒を見てあげると決めていたんだから。6歳なんて、あまりにも早すぎるよ!


トイレの躾も、教える前から先代のを使ってくれて。壁紙をビリビリにした以外は、特に粗相もなく。去勢手術とワクチン注射以外は病院とも無縁。下痢どころか、くしゃみすらしたことがないくらいです。離乳食となってからは、本当に手の掛からない子でした。

夫婦とも揃ってスケジュールが空いてた日は、正月休みが明けてから2日あったかどうか。直後には取材が入らない連休も控えています。こんなタイミングを選ぶなんて、最期まで気を遣いすぎ。もっと迷惑をかけてくれても良かったのに……。

幸せだったのかな?

先代も同じように、珍しく夫婦揃って一緒にいてあげられる日を選んでくれました。具合が悪くなってから1日での他界も同じ。その翌日は大雪でした。くじら君は、亡くなる前日が雪になりましたね。やはり、予報は大雪でしたが。

それもあって、予報の割に随分と控えめな積雪量だったのが気にかかりました。積雪量が比例するのならば、彼は先代と同じくらい幸せだったと言えるのかと。迷惑すらかけられないダメ親だと思われたのかもしれないなって。ええ、考え過ぎなのはわかってます。

2日後の昼。毛繕いも完璧だった彼の機嫌を損ねないよう出来る限りのことをしてあげ、先代と同じ霊園で荼毘に付してもらいました。骨は自宅に持ち帰り先代のお隣りへ。自宅をお墓にするのは良くないなどと言われますが、ペットロスから立ち直りやすくする方法の一つだと思っています。いつでも話しかけられるんだし……これ以上、締切を延ばしてもらうわけにもいきません。仕事を再開しなくちゃ。


そんなタイミングで電話が鳴りました。専門機関の所見を知らせる動物病院からの電話でした。心臓肥大症からくる血栓で、初めて出た症状が肺への致命傷になってしまった……その可能性が高いようです。超心配性の飼い主が定期的にエコーなどの精密検査をするとかじゃなければ、察知不可能でしょう。

くじら君、最後にやっと小さな迷惑をかけてくれましたね。こんな電話を受け取って、そのまま冷静に原稿を書けるわけがありません。涙って枯れないものですね。

前日の夜に連れて行ってたら。外にも出られたり伸び伸びと運動できる広い家だったら、もっと張りのある暮らしだったろうな……とか。頭の隅から離れなかったことが、いろいろ吹き飛びました。狭い家でゆったりした時間を過ごせたのは、逆に心臓には良かったのかも。避けようがなかったならば、最後の夜は『クランキーコンドル』の前にあるお気に入りの場所で過ごせて良かったのかも。自分勝手な解釈ですが。

まったく、自分勝手だ。猪突猛進型の性格で、好きなことを突き詰めて考えたり書くことに集中してしまいがち。近くに居るのに寂しい思いをさせてしまうこともありました。キミのことをこうやって書くことは、それを言い訳してるのと同じだよね。だって……まだまだたくさん一緒にいられると思ってたんだもん。


気を遣えるだけでなく、キュートでハンサム。お茶目な甘えん坊だけど、クールでシャイ。テレビに映る猫や鳥にはまったく反応しない。人が食べるものは、匂いを嗅いでも口にしない賢い子でした。ずっとずっといついつまでも、キミは私たち夫婦の自慢の息子です。

雪の日は、ますます空を見上げることになりました。彼の形見となってしまった空気清浄機は大切に使います。
text by 佐々木 真


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