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『バジリスク-甲賀忍法帳-絆』 編 |
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![]() 10スロだからといって機械代が安くなるわけでなし。全力で回収されるのも想像はできます。よほどの挙動を見せない限り投資2万円まで……と心に決めての実戦です。最終的にコインを流せないという覚悟の元では投資金額が半分になるとも考えられます。だからこそ、ここは11回の天井まで行っておきたい。 時間のない時など、もうヒクなと思っている時にヒイちゃって。本当にヒキたい時はヒケないアレです。そんなことを考えてるから、あっさり初当たりからAT突入です。しかも、単発(笑)。いや、ちょっと待て。9回と奇数回数でのATだから、次回は優遇されるハズ。 同色BCも華麗にスルーし、BC中の巻物成立も実を結ばずに次のATまで5回。最大天井が11回だから優遇されたほうなのかもしれませんが。いや、これも奇数回数。が、お次のATまで6回。偶数回数か……どこまで持っていかれるだろう? なんて思ったら、次のBCでAT突入。わけわからん(笑)。 ジワジワと追加投資させられながらの初打ちでしたが、なんとなく上の設定ではない台の挙動は確認することができました。BC確率とAT確率を見比べると、設定6だと約1/2でAT突入となることからも、AT突入率になかなかの差がありそうですし。BC回数振り分けが違うのか、BC当選時の抽選のどちらが優遇されているかは不明ですけど。いずれにせよ、回数も深めが選択されやすく。かつ、当選するとAT突入率が優遇される高確・超高確移行率も低め。この台はダメですな。 ということでBC1回と奇数でしたが、ほぼ即ヤメしてみました。奇数回数でのATも、それほど即効性がありそうとは思えない感じになっちゃいましたし。真瞳術チャンスどころか、絆システムも体感できないまま終わりましたが。それは普通の20スロでヒキたいので本望です(笑)。 そんな消化不良気味な実戦でしたが、ダラダラと引き延ばされる機種が多い中にあって、かなり潔い仕様としたのは好感が持てました。猛烈にヤメてはいけない箇所も、弾正屋敷や土岐峠(演出をチェックする必要あり)くらいと少なく。BC当選もほぼ巻物(特殊リプレイ)のみで煽りも4G以内と勝負が早い。AT突入率をさて置くとBC確率は高めですし、どこからでも勝負ができてパッとヤメられる打ちやすさを追求したんでしょうな。 もちろん、好みが分かれることも否定はしませんよ。低設定域のAT突入率では、クレジットも満タンにならないBCが勝負の入り口に立てたと思えなくても仕方ありません。ただ、パッとヤメられるのは魅力なんですよ。交換ギャップのある低貸しとか、次の1000円をどんどん刺させられる仕様では打ちにくいのです。貯玉するにしたって、その都度ロスが発生しますし。 ま、119%の設定6に出くわす機会はそうそうないでしょうが。詳細な数値が出てきた時に、また立ち回りを考察してみようという気分では終われました。設定1よりも下回ったBC確率とAT突入確率は、またいつかの機会に帰ってくることを願いましょう。 ![]() そういえば『バジリスク絆』は、ユニバーサル系では初の押し順AT機ですね。次の『アナザーゴッドハーデス』も押し順AT機ですけど。「押し順AT機」とわざわざ書くのは、最初にAT機時代の幕開けを告げた『エージェントクライシス』があるからです。世間的には高評価とは言えない機種だったかもしれませんが。システムマニア的には、ぶったまげた機種でしたな。 それなのに、このタイミングで? と思う人も多いかもしれませんね。ユニバーサル系といえば、4号機初期から中期にかけて出目を活かした機種を多く出してファンを獲得したこともあって「出目の死ぬAT機は作らない」方針だと聞いたことがありました。ただ『バジリスク絆』と『ゴッド』系はアリでしょう。元々、出目がウリの機種じゃありませんから。 前作は第二種特別役物(2種BB・CB)を使ってARTの純増を加速させるタイプで、1Gあたりの純増は約2.8枚でした。その方式で高純増にするのは難しくなってしまった今は、ATにするのが早いでしょう。BCからATに繋がるハードルはありますが、AT機にしたから……というマイナス評価は出てこないように思えます。そういうシステムの取捨選択は、さすがだと感じますね。なんでもかんでもATにすれば良いってもんじゃないのです。 text by 佐々木 真
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