コラム
スロプロ実戦攻略データ


ひとつ後のコラムへ ひとつ前のコラムへ

私の原点と後悔  
 

実戦データ
店舗名 1998年:某A店
換金率 6枚交換
遊技ルール
機種名 『クランキーコンドル』
投資 ゲーム数 ボーナス
15K 469 REG
89 REG
41 BIG
241 REG
88 BIG
165 BIG
30 REG
45 REG
109 REG
3 BIG
91 BIG
263 REG
571 BIG
106 BIG
387 BIG
223 REG
134 BIG
270 REG
71 BIG
205 REG
40 BIG
148 BIG
186 REG
88 BIG
44 BIG
32 BIG
102 REG
152 BIG
8 REG
183 BIG
221 BIG
71 BIG
378 REG
58 BIG
84 BIG
64 BIG
93 BIG
73 BIG
125 BIG
22 REG
44 BIG
24 BIG
45 BIG
127 BIG
194 REG
227 BIG
33 ヤメ
総投資額 15000円
総獲得枚数 4882枚
換金額 81000円
収支 66000円

私が“プロ”と呼ばれていたホール

1997年頃の話です。心身を崩して会社を辞め、リハビリがてら通うようになったのは、お世辞にも客付きがいいとはいえない地元のホールでした。そこに私は住みつくこととなります。

技術介入をすれば設定1でも出玉率104%となる『クランキーコンドル』。これさえあれば、バイトをせずとも無職生活を満喫できたわけです。


パチンコには専業の方が1人いましたが、パチスロはたまに来る一部を除いて、ボーナスを揃えるのも危うい方ばかり。営業時間外は『コンドル』を欠かさず打ちにくる蕎麦屋さん。暇だと来る隣のラーメン屋さん。旗日と雨の日限定の土建屋さん。などなど。

朝イチ最初にBIGをヒイたら、みんなにジュースを奢る。その輪の中に私も入れられました。先に奢られたら……ねえ。そこからは、ボーナスを揃えてあげたり、見逃しそうなリーチ目を教えてみたり。しまいにゃ、蕎麦屋さんには大晦日のバイトもお願いされたりして(笑)。

彼らの収支は、聞かずともおおむね把握していました。普通に負けています。時にはシャレにならないくらい。その状況を踏まえて、お勧めする台を変えていました。

ヤバい方には、狙い台候補にも合致した優秀台。まだ大丈夫そうな方には、中間はありそうな挙動の台。アマい? 彼らが長く通ってくれることのほうが大事でした。彼らがいないと私の収入も危ういのです。『コンドル』だってハズされかねない。

彼らも、私がどれくらい勝っていたかわかっていたと思います。大晦日のバイト代も「1日のアガリとしては少なくて申し訳ない」と言われましたし。私みたいな存在を許してくれていたと思います。


会社を辞め孤独となった私にとって、まさにホームでした。教える楽しさと難しさも勉強できた……今の仕事の原点であり、妻と出会ったホールでもありました。


私が“プロ”ではない理由

1998年のこと。等価営業やイベントをやるホールが増えただけでなく『サンダーV』が設置されなかったのもあって、ホームを留守にすることが増えていきました。

その間に、ほかの専業が。店員さんや常連さんから私の存在を聞いていたのでしょう。顔を会わすや「『コンドル』のシマは触らないから」。どのホールで打つも自由。私も客の1人ですし、断る権利などありません。それ以前は上手そうな若者がきたら、上下段1000円札隠しのままリプレイハズシ。そんな威嚇をしたりもしましたけど。若かったね、俺も(笑)。


ま、その専業がやってくれたわけです。普段は店長しかやらない設定変更作業も、夏休みは別。それを見計らって、設定キーを渡される店員さんを買収しました。『ウルトラマン倶楽部3』の設定6を2日間。

私も仲良くさせてもらった店員さんだったんですけどね。非番の日に違うホールで連れスロもしました。飲んでパチスロ談義もしました。そんなフレンドリーさが仇となってしまったのでしょう。

店長の夏休みが終わってから、その店員さんの姿を見ることはなくなりました。計画通りでしょうね、専業も消えました。専業にしてはショボすぎる技術。そう気が付いた時点で、もっと警戒すべきだった。

しかし、それだけでは収まりません。常連さんの私への視線も変わったのです。専業とも情報交換はしていた。店員さんとも仲良かった。私の過去も、この状況証拠によって疑いの目で見られました。私がいたら、彼らは楽しめない。自主的に出禁としました。さよなら、大好きなホーム。


ほかの客のことは考えない。そのホールがどうなろうがしったことではない。時には手段を選ばない。高い収支を目指し続けるのがプロ。私には、できません。自分の存在を許す、負けている方々。彼らの楽しい空間を守る努力をするのもプロの仕事。私は、結果的にできませんでした。

何が正解かと思うかは人それぞれ。しかし、いずれにしても私はアマちゃんなのです。だから、私は“プロ”ではありません。彼らにできなかった分、負けても楽しんでくださる読者さんに恩返しを。そんな想いを常に持っています。
text by 佐々木 真


ひとつ後のコラムへ ひとつ前のコラムへ
パチプロ実戦攻略データ スロプロ実戦攻略データ





このページの先頭へ戻る




戻る 777@niftyトップへ戻る