スペシャルレポート

チャーリー・ロドリゲス・湯谷の「ミクシィに招待されない男が語る、パチンコ評 〜2007〜」

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ヒット機種の「共通点」は、今も昔も変わらない?

CRスーパー海物語IN沖縄
ぱちんこ必殺仕事人III

「ヒット機種の定義は何?」という点が曖昧ではありますが、ある意味、販売台数も設置台数も多かった機種をヒット機種と位置づければ、この6ヶ月間のヒット機種といえば、三洋物産の「CRスーパー海物語IN沖縄」、京楽産業の「CRぱちんこ必殺仕事人3」、ビスティの「CRエヴァンゲリオン 奇跡の価値は」、大一商会の「CRピンクレディー・セカンドツアー」、この4機種という事になるのではないでしょうか?

それぞれに個性的で特徴もバラバラではありますが、共通している点は「全てが後継機種」という事。つまり、前作が大ヒットして、それを現在の内規(注:遊技機規則に合わせて、パチンコメーカーが独自に規定を盛り込んだルール)に合わせて作り直す、そのような機種であったという事です。

実はポイントはここだけではありません。他のメーカーも数多くの後継機種をリリースしているにもかかわらず、販売台数を伸ばすことができなかった…そんな機種も多くありました。つまり「後継機種でありながら、昔のイメージとは全く違う機種」という事を…違いをキチンとプレイヤーにアピールできなかった事がヒットにまで至らなかった理由ではないでしょうか?逆にヒットした機種は、前作との違いを見事に表現して、それが確実にプレイヤーに伝わった、この事が支持された本当の要因と思います。

後継機種の中にも、あえて以前のスペックやゲーム性を現在の規則に合わせて「忠実に表現しています!」という点を強調した機種がありましたが、現在の市場においてこのような「懐古的なパチンコ機」を求めるユーザー層というのは非常に少なく、これも多くのプレイヤーを魅了する事ができなかった表れなのでしょう。

この事は大変重要で、スペックやゲーム性を含めて常に「新しさ」を出していく事はもちろん、それを知ってもらい、理解させる事というのがポイントなのでしょう。結局、話はループしますが、ヒットする機種ポイントというのは、昔も今も変わらず「いかにプレイヤーに新しい付加価値を提供できているのか?」そういう事になるのではないですかね。


大当り「100分の1以下の機種」は、甘デジと呼べない機種もある。

CR.SL物語
CRぱちんこ歌舞伎剣

昨年からの流れもありますが、メーカー・ホールを中心に業界をあげて「遊べるパチンコ機」の推奨キャンペーンなどが始まり、ここにきて「大当り確率100分の1」以下の機種の設置シェアは格段に増えています。ここもしつこいようですが「遊べるとは、どういう状態を指すか?」という基準も曖昧で、今年に入ってから単純に投資金額と遊技時間というだけではなく「差玉もそれなりに出る機種」が多く登場したわけです。

その代表的な機種として、サンセイR&DのCRSL物語や京楽産業のCRぱちんこ歌舞伎ソード、タイヨーエレックのCRハムナプトラ(ゴールドバージョン)などが上げられるでしょう。

SL物語やハムナプトラの場合、ある特定条件で大当りしたら電チュー開放延長時間回数を大幅に増やして、大当り継続率を上げるというスペックで、いわゆる「引き戻し」の体感を甘い大当り確率で表現しよう、というものです。また、歌舞伎ソードの場合、バトル演出が生きるスペック(確変継続や2R確変、2R通常を混在)にするために、特定条件を「大当り100分の1以下」になるように下げて、デジパチ同様の体感を提供するという狙いがあったように思います。

このように、昨年まで発売された多くの機種は、デジパチと同様の演出で単純にそのままスペックダウンさせる機種が非常に多かったのですが、今年に入ってから甘デジの不満の一つであった「遊べるけれど、興奮する瞬間が少ない」という所にフォーカスして作られた機種については、一定の評価ができるのでは?と感じましたね。

今後もさらにバリエーションが増えると思うので、単純に「大当り確率100分の1以下=甘デジタイプ」というカテゴリにまとめるのではなく、別な分類をしていく必要があるのではないでしょうか?そのあたりを、メーカーもお店ももっとプレイヤーに知らしめて欲しいと思いますね。


その他で気になった機種とスペック

CRプロゴルファー猿
CRリング

その他この上半期で、個人的に気になった機種やスペックは、大一商会のCRプロゴルファー猿、藤商事のCRリング、ニューギンのCRクロムセブン、サンセイR&Dのオグリキャップの4機種ですね。

まず、プロゴルファー猿ですが、初当たり時にその後の確変継続がわからず、大当り確率を若干甘めに設計した、という点も評価できるのですが、デジパチに新しい玉の動きというか、役モノを設置した点が好きですね。一瞬の動きですが、ステージ上の玉の動きだけでも見所十分の機種だと思います。

次にCRリングですが、これは恐怖パチンコ機として従来のパチンコの常識を覆すだけ異色の機種と言えるでしょう。初めてみた時、ビデオデッキがあって、ビデオが入ったり出たりするアクションはひっくり返りそうになりましたよ。

ニューギンのCRクロムセブンは「台湾パチンコ」を思わせるようなゲーム性にした点ですね。大当りの数字によって、大当りラウンド数と時短回数が決まるというのは、プレイヤーのモチベーションをかきたてるのに十分な程の要素があったように思います。

最後にCRオグリキャップは、後継機ながら美麗な画像と育成パチンコ機としての地位を確固とした存在にした感じがありますね。パチンコを通じて感情移入できる機種だと思います。また、パスワードで翌日以降も継続して打てるというシステムもこの機種ならではの新機能でしたよ。

6ヶ月という短い期間で、これだけバリエーションの違うパチンコ機が登場しているので、下半期はさらに大きな期待が持てるのでは?と思っています。


下半期はどうなるんだ?

タイトルで「どうなるんだ?」と書いておきながら、はっきり言って良くわかりません。良く競馬では「勝負は馬が7割、騎手3割」と表現するようですが、パチンコの場合、個人的には「機種5割、使い方5割」と思っていますから。

どんなに良い機種と評価が高くても、その使い方を間違ってしまえば、プレイヤーの評価は落ちるでしょう。逆にあまり市場で評価が高くない機種でも、使い方次第では5割程度まではそのポテンシャルを引き出す事ができるのではないか?そうも感じています。

だからこそ、「メーカーさんはさらに良い機種を、お店は機種評価の高い機種を、最高の使い方で」提供して欲しいですし、打ち手をもっと楽しませて欲しいと思うわけです。この半年で、これだけの変化に適応できたわけですから、打ち手もパチンコにもっと期待していいのではないでしょうか?

意見待つ!

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