スペシャルレポート

佐々木真が語る、2014年に求める機種 〜パチスロ編〜

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2013年のパチスロシーン

遊技人口25%減

パチンコも合わせてですが、遊技人口25%減という衝撃的な統計が出て迎えた2013年。この結果を受けて、各メーカーとも多少の軌道修正は入れてくれるかと期待しておりました。しかし、春先までにリリースされたのは、激しめの機種ばかり。今年の遊技人口は、さらに減っているものと予想されます。

遊技人口が減っている中、市場に多くの台数を供給すると空き台が空き台を呼ぶ現象が発生してしまうように。そのラインが5万台より上なのか下なのか。それを模索する業界関係者も多かったです。そんな状況でも高稼働を保った大量導入機種が『パチスロ北斗の拳・転生の章』。そして、最近は落ち着いてきてしまいましたが『ぱちスロAKB48』でしょう。

そんな両人気機種ですが、ユーザー層はほぼ重なりません。『北斗・転生』を好む人にとって『AKB』は、出玉が物足りなさすぎます。その逆に『AKB』を好む人は、『北斗・転生』の初当たりの重さに耐えられないのです。ここに、2014年の展望が見え隠れしています。

と、その前に。この両人気機種に共通して言えるのは「ゲームの流れがわかりやすい」ということ。もちろん、ゲーム数狙いなどありますし単純な機械とはけっして言えません。でも、初級者向けに一文で表現することも可能なのです。『北斗・転生』なら「あべしポイントを天破で貯めてATに入れてから、勝負魂を稼いで突っ走る」。『AKB』なら「疑似ボーナスの後に48図柄がいっぱい揃う場所に突入できればOK」。こんな塩梅です。

鳴り物入りで導入されたものの結果が芳しくなかった機種の多くは「どうなれば良いのかわからない」と第一印象で思われてしまったように思えます。それも、激しめのスペックで。もちろん、シンプルなものばかりでもマズいでしょうし、シンプルでないほうがウケるタイトルも存在します。ただ、全メーカーとも複雑な路線を追究し続けるのはどうかね。そう思わされた2013年でした。


激しい部類の機種編

吉宗(大都技研)

個人的には、初当たりの軽いタイプの機種が好みですよ。でも、激しい機種もホールには絶対に必要だと思っています。そういった機種を求めるユーザー層はいつの世も必ず存在しますし、ホールの売り上げ&出玉という最大の広告を担ってくれるからです。本音を書くと激しい機種が主流になるのは間違ってると思いますけどね。そこは時代が変わったと受け容れてます(笑)。

なので、特にビッグタイトルを持っている大手メーカーには、激しい機種の路線「も」頑張っていただきたいところ。大手メーカーと書いたのは、開発費をかけて攻めたスペックを用意できる可能性が高いというのが理由。

確かに、大都技研がストック機時代に『吉宗』を発表してトップメーカーへと駆け上がった歴史もありますよ。当時は、ストック機もシフト持ち越しも世に出てきてから間がなく。全メーカーが完成形を模索している段階でした。まだアイデア勝負ができたのです。しかし2013年現在、現行5号機のパチスロシステムはネタ切れ状態となっています。初当たりルートや上乗せ特化ゾーンの見せ方を工夫するのみ。大きな違い・斬新なスタイルを作りにくい状況といえるでしょう。

あ、タイトルは「2014年、こんな機種が出て欲しい!」でしたっけ(汗)。

いきなり強烈なことができる版権を入手しない限り、昔の凄かった機種のリメイクが無難かと。それも、2013年のうちにサミーの『獣王』と大都技研の『吉宗』が控えてますからね。まずは、この2機種を触ってみてから妄想したいんですけど。この2タイトル以上の機種は、そうそうないですし(笑)。

穏やかな機種で人気を得たシリーズを単純に激しくするのは、個人的に反対です。「外伝」とか違うアピールをしてくれれば、まだ許せますが。激しい機種をふんわりしないのにね。不思議です。いいの『けものっち』 は『獣王』じゃないし。『クレアの秘宝伝』も外伝でしょ。そういうことです。


遊べる部類の機種編

ぱちスロAKB48(京楽)
激闘!西遊記(KPE)

2014年は、遊べる機種が少しは増える……と願望込みの予測をしております。『ぱちスロAKB48』がそれなりに稼働したのも追い風の1つとはなるでしょうが、遊技人口の減少によって「市場ニーズが変化する」と動きだしたメーカーもすでにあります。私が把握している導入予定機種では、KPEの『激闘!西遊記』もこの部類になるかと。

遊べる部類の機種は、激しい機種と比べれば「正解のスペック」を模索する余地はまだまだあるように感じています。というのも。通常のボーナスなし+ART or AT特化型で、初当たり確率を保っている(何も期待できないゴミみたいな確率要因は除く)機種はそう多くないのです。『モンキーターン』から『押忍!番長2』という流れもありましたが、そこからはATなどを駆使して激しい機種の開発ばかりが進んでいました。

『AKB』と『番長』の間のようなスペックの機種が多く登場してくると予想。ただ、それが正解かはわかりません。ホールが購入するとは考えにくいですが、もうちょっと『AKB』より当たりやすいスペックに挑戦するメーカーも出てきて欲しいですね。

とはいえ、ART or AT特化型ばかりだと出目が寂しいと感じてしまう今日この頃。通常ボーナスありが芳しくない2013年でしたが。欲張り過ぎなスペックだったのも一因だと思っています。ARTの純増を1.8枚/Gとかにするとすべてが重くなります。純増を減らせば、ボーナスもゲーム性も活きるんですけどね。私は、そういうのが好み。どちらかのヒキが弱いと勝てない仕様になってしまいますが(汗)。

「何も当たらず勝負の土俵に立てないのは勘弁」というユーザー層を逃さないために、遊べる部類の機種は絶対必要。2012年から2013年にかけて、そういう機種をまだ出してくれているのは大手メーカーだったりしますな。ボーナス主体もそう。

2014年は、遊べる機種が多くのメーカーから出てきて欲しいと切に願います。マニアックな要素があれば、なお良し。特にリール部分(笑)。


長く打ちたいのよ……

長く打ちたいのよ……

2013年は、打つ機会を作れなかった機種が実に多かったです。いや、発表会や取材では触っているんですよ。しかし、設置店を探してでも打ちたいとまで試打段階で思わせてくれる機種は少なく。面白そうじゃんとは思っても、ホールに導入されてからの様子を見たいと二の足を踏むことばかり。つまみ食いのようにちょっとは打てても、すぐに扱いが悪くなってしまうので追いかけることができませんでした。

それ故、実戦コラムは『クランキーコレクション』と『ぱちスロAKB48』が並ぶことに(汗)。それについては申し訳なく思いつつも。この2機種があっただけまだ幸せだったとすら思えてきます。毎日のようにガッツリ打ち込みたい機種と出会えることが、充実したパチスロライフの第一歩なのです。

これを長年やっていると、機種に対する見立てが厳しい口うるさいオヤジ化してしまいますし、自宅にオブジェという名の実機は増えますし、お金が絶対に増えないスロゲーセンに通うハメになりますし。まあロクなことはないんですけど(笑)。


抽象的な表現になってしまいますが、こんな悪態を吐く材料が増えるような「長時間&長期間打てる機種」と出会いたいですな。2014年は、そう思える機種がもっともっと出てきて欲しいです。

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